江戸はえェどう    HOME

江戸文化を独自の視点で絵と共に取り上げています。

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船宿

船遊山

「船宿」と言っても、宿泊目的の旅館とは違います
荷物の斡旋(荷船宿)と、客を乗せる観光業(遊山船宿)がありました。
お足(お金)がかかるので、殆どは金持ち常連客相手の仕事です
屋根船なんか使うと、長屋の家賃一ヶ月程(三百文から五百文)がかかり
酒手も百文位必要ですから、一般庶民にはおいそれと手が出ない代物でした。
船での遊びは、花見、花火見学、紅葉狩り、雪見、と様々です。
その他にも大店の旦那が芸子と船宿で落ち合って、船の上でお楽しみなんて
使い方は、当たり前の事です。
吉原が不便な場所に移転されてからは、この船が大いに利用されました。
(1657年に人形町から浅草裏田んぼへ移転)
※落語の「船徳」と「夢金」を聞くと、船宿の雰囲気が味わえます。

●豆知識
船宿でよく使われる「猪牙船」(ちょきぶね)と言う
細身の小さな船がありますが、この名前の由来はと言いますと
〝猪の牙の様に先が曲がって尖っていた〟とか〝速い事を「ちょき」と言った〟
などの説があります。
船大工の〝長吉〟が作ったとの説も‥‥‥?

女将  「ご隠居さま、今日はいいお日和で、良かったじゃないですか」
ご隠居 「いつもすまないね、今日は手代の佐吉に江戸湊をたっぷり
     見せてやろうと思ってな」
女将  「そうですか、それは奉公者思いで、結構な事で‥‥
     じゃ徳次郎や、宜しく頼んだよ」
徳二郎 「へい、かしこまりました。ご隠居に、佐吉さん、
     今から船出しやすから、しっかりとつかまってくだせいよっ」
女将  「行ってらっしゃいまし」

船宿での物語はいくらでも考えられそうですね。
裕福な川越の米問屋のご隠居は、丁稚の頃から可愛がっている手代の佐吉を
連れて、船を雇って江戸の深川まで来ます。(新河岸川〜隅田川)
荷物はあらかじめ別便で江戸の宿に預けてあり、江戸湊をぐるりと見学します。
永代橋や弁財船や佃島を見学した後、鰹の初荷で賑わっている
魚河岸を見る為、日本橋の直ぐ近くで船を降ります。
その後、江戸に何泊かしながら、両国や浅草等を見学して、陸路川越まで帰ります
川越から出た事がない佐吉にとっては、人生で初めての大きな息抜きです。
田舎の手代さんにとっては、海外旅行の様な経験だったでしょうかね‥‥‥?


Illustration by Daisuke Ota 絵本「カラクリ江戸あんない」P17より
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