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江戸文化を独自の視点で絵と共に取り上げています。

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窒素・リン酸・カリウム

お金になった糞尿


ぼくが育った練馬は子供の頃、畑が沢山ありました。家の直ぐ近くに肥溜め
なんかもあって、肥桶担いだ人が学校の脇の道を行き来もしてました。
江戸の町の糞尿は殆ど全て、近隣のお百姓さんが買い取っていました。
長屋の大家と契約して、お金や野菜と交換していました。
これはみんな大家の収入になります。他に馬や牛の糞も拾われました。
江戸には下肥問屋なるものまで出現したそうですから、その需要度が想像出来ます。
  ※集めた下肥は肥溜で水で薄めてから暫く寝かせます

        ーーー落語の小話ーーー
殿様「これこれ、知恵之助や。この青菜は実に美味しいが、なぜじゃ?」
家来「ははー、それは下肥を使っているからでございましょう」
殿様「そうか、ではもう少し、これにかけてまいれ」
家来「‥‥‥」

●豆知識
窒素は葉肥、リン酸は実肥、カリウムは根肥と言われています。
糞尿には窒素とリン酸が含まれ、カリウムは木灰です。
灰は長屋の竃などからも集められました。
大根などの根菜は畑に灰が使用されたと思われます。
Illustration by Daisuke Ota
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