江戸はえェどう    HOME

江戸文化を独自の視点で絵と共に取り上げています。

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駄洒落を楽しんだ江戸の人

地口
plofilecut.jpg

作•太田大輔


えーっ、江戸時代の言葉遊びに「 地口言葉」ってェのがありますが、簡単に言えば
駄洒落の事です。例えば「舌きり雀」をもじって「着たきり娘」と言ったり
「猫に小判」が「下戸にご飯」とかですね‥‥
江戸の人はそんな言葉で遊ぶのが好きでして、他にも「 忌み言葉」なんてんで
マイナスのイメージをプラスに替えてしまうのが上手でして、例えば「 終わる」
を「お開きにする」とか、「梨の実」は「無し」に繋がるってェんで
「アリ(有り)の実」と言ったりですね、「切り身」は武士の切腹に繋がるってんで
「刺身」と言い換えたりと、上げたら切りがないほど沢山あります。
魚の身を切るんじゃなくて、刺すのにそれが言葉として定着してしまうてェと
普通に使われてしまいますから面白いもんですな。
江戸の方達は現代人と違って頭がかなり柔らかかったようです。
この大工の与太郎みたいにあんまり柔らか過ぎてもいけませんがね‥‥。


頭 「おいっ、与太吉!おめェまた、酔っぱらってるな」
与太「酔っぱらって‥なんか‥いねェーよ。ただ‥‥酒が体ん中、
   走りまわっててよ、ウイッ、
   あちこちぶつかるもんで、体がヨロヨロすんだな、これが‥‥」

頭 「それを酔っぱらったってェ言うんだよ」
与太「そうゆう事にしときましょうかね」
頭 「ッとにもーっ。‥‥ところで、わかってると思うが、
   本郷の大名様の屋敷普請は明日っからだから、遅れんなよっ!」

与太 「へいっ、わかってます。大神宮さまで‥」
頭 「“だいじんぐうさま”じゃねェッ!〝だいみょうさま〟
   加賀のお殿様の事言ってんだよッ」

与太 「“かかァのおっと様”と言うと、頭の事で?」
頭 「“かかァのおっと”じゃねェッ!前田の大将だよ」
与太「前だの後ろだのって、ハッキリしてくだせいよ」
頭 「もういいッ。お前と話してると、こっちまで、頭がおかしくならー。
   とにかく、寝坊するなよっ!明け六には、みんなそろう手はずだからなっ」
与太「それじゃ今から朝までずーと、目開けてますから、でェじょうぶです」
頭 「それじゃ仕事になんねェだろうが、ちゃんと寝とくんだぞ」
与太 「そりゃいいや、「 ネトク」ねーっ、“寝ると、得”があんだね」
頭 「まあ、そうゆうことだ‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


こんな与太吉なんですが、これが仕事に入ってノミを
持つってェと、これが凄い!
人ががらっと変って名人に変身するんですな。
右に出る者がいないってェやつです。
与太が彫ったほぞを合わせるってェとこれが、びくともしない。
なんでもメリハリですな。仕事してる時は、鬼か神の様になって、
普段は馬鹿になる、これがストレスが溜まらない、生き方でしょうかね。

●豆知識
良質な酒は殆どが関西方面からの下り酒でした。
江戸に〝下ってくる〟は、酒に限らず良い物の代名詞でした。
「くだらない」と言う言葉はここから生まれました。
酒は樽回船と言う帆船で大阪から江戸まで着く間に
波に揺られ、味が良くなったといいます。
途中相模湾で富士を見ながら運ばれるので〝富士見酒〟とも言われました。

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| ● 江戸のお話色々 | 09:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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