江戸はえェどう    HOME

江戸文化を独自の視点で絵と共に取り上げています。

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花火

 狐の両手に「鍵」と「玉」

船頭「ちッ、おめェら、あんまし見せつけんなよッ」
娘 「喜助や、さっきも言ったけど、若旦那と船出した事、絶対内緒
   にしておくれよ」

船頭「わかってますってお千ちゃん、野暮な事はいたしません!」
娘 「ほんとに頼んだからね!」
船頭「へーい、へいっと」
若旦那 「ところで、喜助とやら。鍵屋と玉屋の由来を知ってるかい?」
船頭 「〝とやら〟ですかい。‥‥なんですって?〝ゆらい〟ですかい?
    そう言ャー、いつも掛声かけやすけど、知りませんなー」

今でも夏になると両国で花火を打ち上げますが
花火の元は戦国時代の鉄砲からきています。
江戸になって平和になると、火薬が余って
それを狼煙の技術と遊びに転換したのが、花火です。
大和の国(奈良県)篠原村からでてきた篠原弥兵衛が、両国橋のたもと
(日本橋横山町)で「鍵屋」という花火屋を起こし、後にそこの優秀な職人清吉が
(番頭清七という説も)独立して作ったのが「玉屋」です。
鍵屋より人気が出て繁盛しましたが、将軍日光御成前夜に火事をおこしてしまい
江戸払いになってしまいました。
その後もかけ声だけは「玉屋〜〜ッ」の方が多かったそうです。
magoichi.jpg 
Illustration by Daisuke Ota

ついでに、落語の「たがや」では町中で武士と喧嘩して
その刀を奪った桶職人(たが屋)が武士の首をはねると、それが見事に宙に飛んで
見物人が花火の掛声にかけて「た〜がや〜〜ッ」と言って落ちます。
かなりのブラックで、面白いですよ!
※箍(たが)とは桶&樽を締め固める竹製の輪の事

●豆知識
鍵屋弥兵衛の出身地篠原村にあった狐稲荷が、片手に「鍵」片手に「玉」を
持っていたとの事です。
「鍵」は開運の扉を開く鍵、「玉」は美しく、大切な物でしょうか。
火事を出した「玉屋」は30年一代限りだったと言いますから
ここでも美しい者は長生きできなかったのですかね〜‥…。

絵本「カラクリ江戸あんない」P32-33より
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| ● 江戸のお話色々 | 07:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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